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2.9、Python and、or、not(論理演算)

Pythonにおいて、通常の整数操作以外に、ブール型には独自の演算があり、一般に論理演算と呼ばれます。

1. 論理積(and)

この演算子には2つのオペランドが必要で、これらのオペランドはどちらもブール型である必要があります。2つのオペランドがどちらもTrueの場合、結果はTrueになります。それ以外の場合はFalseになります。

表1にその演算規則を示します。

表1:論理積の演算規則
ABA and B
TrueTrueTrue
TrueFalseFalse
FalseTrueFalse
FalseFalseFalse


以下は実際の操作例です:

>>> True and True     # 2つのオペランドがどちらもTrue
True
>>> True and False    # 2つのオペランドのうち1つがTrueで、もう1つがFalse
False
>>> False and True    # 2つのオペランドのうち1つがTrueで、もう1つがFalse
False
>>> False and False   # 2つのオペランドがどちらもFalse
False

2. 論理和(or)

この演算子も2つのオペランドが必要で、これらのオペランドはどちらもブール型である必要があります。オペランドのうち1つの値がTrueの場合、演算結果はTrueになります。それ以外の場合はFalseになります。

表2にその演算規則を示します。

表2:論理和の演算規則
ABA or B
TrueTrueTrue
TrueFalseTrue
FalseTrueTrue
FalseFalseFalse


以下は実際の操作例です:

>>> True or True   # ブール型の論理和演算のデモンストレーション
True
>>> True or False
True
>>> False or True
True
>>> False or False
False

3. 論理否定(not)

この演算子には1つのオペランドが必要で、オペランドはブール型である必要があります。オペランドがTrueの場合、結果はFalseになります。オペランドの値がFalseの場合、結果はTrueになります。

表3にその演算規則を示します。

表3:論理否定の演算規則
Anot A
TrueFalse
FalseTrue


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Pythonの基本データ型は全部で26章あります。
この章では、整数型、浮動小数点数、文字列、ブール型、リスト、タプル、セットおよび辞書など、Pythonが提供する基本的なデータ型について紹介します。また、これらのデータ型に対する演算操作についても解説します。
私たちはPythonが強タイプ言語であることを知っています。つまり、各変数の型は特定の時点でのみ確定します。言い換えれば、Pythonにおける任意の生存しているオブジェクトの型は一意です。異なる型のオブジェクトには異なる属性があり、異なる操作を実行できます。
さらに、この章の最後では変数やオブジェクトなどの概念についても触れられます。それぞれのオブジェクトには確定した型があり、各変数は特定のオブジェクトを指し示します。