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2.2、Python++と--(自増と自減)

C言語やJava言語とは異なり、Pythonではインクリメント++とデクリメント--の演算子はありません。

デクリメント --

『Pythonの整数型とその演算』では、-演算子が逆数を得ることを表すことを説明しました。もし2つの-がある場合は、逆数を取った後に再度逆数を取ることを意味するので、--aはaの逆数の逆数を表し、結果はaになります。

>>> a = 12
>>> --a     # aの逆数の逆数
12

しかし、C言語を模倣して「--」を変数の後に置くと、構文エラーが発生します。

>>> a = 12
>>> a--                       # Pythonではa--は不適切な構文です
File "<stdin>", line 1        # 例外がスローされます
  a--
    ^
SyntaxError: invalid syntax   # 構文エラー

インクリメント ++

では、++aは存在するでしょうか? 実際、この書き方は許されています。Pythonでは、+aはaを表し、++aは+(+a)=+a=aを表します。つまり、++aは実際にはaの値を取得することを意味します。

>>> a = 12
>>> +a      # Pythonでは+aはaを表します
12
>>> ++a     # ++a = +(+a) = a
12

同様に、Pythonではa++の構文はサポートされていません。

>>> a = 12
>>> a++                  # Pythonではa++は不適切な構文です
File "<stdin>", line 1   # 例外がスローされます
  a++
    ^
SyntaxError: invalid syntax


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  • 26

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Pythonの基本データ型は全部で26章あります。
この章では、整数型、浮動小数点数、文字列、ブール型、リスト、タプル、セットおよび辞書など、Pythonが提供する基本的なデータ型について紹介します。また、これらのデータ型に対する演算操作についても解説します。
私たちはPythonが強タイプ言語であることを知っています。つまり、各変数の型は特定の時点でのみ確定します。言い換えれば、Pythonにおける任意の生存しているオブジェクトの型は一意です。異なる型のオブジェクトには異なる属性があり、異なる操作を実行できます。
さらに、この章の最後では変数やオブジェクトなどの概念についても触れられます。それぞれのオブジェクトには確定した型があり、各変数は特定のオブジェクトを指し示します。