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4.5、Python math数学ライブラリの使い方

基本的な加算、減算、乗算、除算などの演算は、何らのライブラリを導入しなくても行うことができます。しかし、正弦値を求めたり、平方根を求めたりするなどの演算を行う場合は、数学ライブラリ math を使用する必要があります。

math ライブラリは、以下の文で導入します:

import math

このライブラリには、一般的な定数と処理関数が含まれています。

1) π:円周率

π は定数で、直接使用することができ、型は浮動小数点数です。

>>> import math           # ライブラリを導入
>>> math.pi               # π の値を確認
3.141592653589793
>>> type(math.pi)         # 型を確認<class 'float'>

2) e:自然定数

e の型は浮動小数点数です。π と同じく、無理数でもあります。この数の定義方法は非常に多いですが、以下は最も一般的なものです。

>>> import math               # ライブラリを導入
>>> math.e                    # e の値を確認
2.718281828459045
>>> type(math.e)              # 型を確認<class 'float'>

3) sin:正弦(弧度)

sin の入力パラメータは度ではなく弧度です。例えば、sin(1)=0.8414709848078965 です。

>>> math.sin(0.0)
0.0
>>> math.sin(math.pi/4.0)
0.706825181105366
>>> math.sin(math.pi/2.0)
0.9999996829318346
>>> math.sin(math.pi)
0.0015926529164868282

4) cos:余弦(弧度)

sin() と同じく、cos の入力パラメータは度ではなく弧度です。

>>> math.cos(0.0)
1.0
>>> math.cos(math.pi/4.0)
0.7073882691671998
>>> math.cos(math.pi/2.0)
0.0007963267107332633
>>> math.cos(math.pi)
-0.9999987317275395

5) tan:正接(弧度)

tan の入力パラメータは度ではなく弧度です。

>>> math.tan(0.0)
0.0
>>> math.tan(math.pi/4.0)
0.9992039901050427
>>> math.tan(math.pi/2.0)
1255.7655915007897
>>> math.tan(-math.pi/2.0)
-1255.7655915007897
>>> math.tan(-math.pi/4.0)
-0.9992039901050427

6) atan:余接(弧度)

atan の入力パラメータは度ではなく弧度です。

>>> math.atan(0.0)
0.0
>>> math.tan(math.pi/4.0)
0.9992039901050427
>>> math.tan(math.pi/2.0)
1255.7655915007897
>>> math.tan(math.pi)
-0.0015926549364072232
>>> math.tan(-math.pi/4.0)
-0.9992039901050427
>>> math.tan(-math.pi/2.0)
-1255.7655915007897


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Pythonにおいて、ディレクトリとファイルは非常に重要で、異なるファイルでは同じ関数や変数を定義しても衝突が起こりません。これはJavaに似ており、CやC++とは明らかに異なります。Pythonはソースコードのレベルでネームスペースを定義していないため、ファイルとパスがimport文と共にネームスペースの役割を果たします。
異なるPythonファイルは異なるモジュールに対応し、同じディレクトリ内の複数のPythonファイルの集合が1つのパッケージとなります。
この章では、読者にPythonのモジュールとパッケージの概念と定義を説明し、合わせてサードパーティのPythonパッケージの様々なインストール方法と使用法を紹介します。