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5.4、Python readline()関数:1行のテキストを読み込む

readline()関数の機能は1行のデータを読み込むことです。そのため、ファイルのタイプはテキストである必要があり、バイナリ形式ではいけません。戻り値はその行のデータで、末尾の改行文字も含まれます。データがない場合は空の文字列が返されます。この関数にはパラメータsizeもあり、その意味はread()と同じです。sizeのデフォルト値は-1で、1行全体を読み込むことを意味します。

以下の例では、sizeを指定せずにデフォルト値の-1を使用した場合を示しています。

>>> fd = open("in.dat", "r")   # ファイルin.datを読み取り専用で開く
>>> line = fd.readline()       # 1行を読み込む
>>> while line:                # 空行でない場合、つまり末尾に達していない場合
...     print(line, end='')    # 読み込んだ行を表示し、自動改行機能を無効にする
...     line = fd.readline()   # 次の行を読み込む
...                            # whileループを終了する
this is input text file        # 表示されるファイルの内容
it contains 3 lines
this is the end of file
>>> fd.close()                 # ファイルを閉じる


以下の例では、sizeが正の数の場合を示しています。

>>> fd = open("in.dat", "r")   # ファイルin.datを読み取り専用で開く
>>> line = fd.readline(2)      # 1行を読み込むが、最大2文字まで読み込む
>>> len(line)                  # 文字列の長さが2として返される
2
>>> line                       # 戻り値の内容を表示
'th'
>>> fd.close()                 # ファイルを閉じる


以下の例では、sizeが0の場合を示しています。

>>> fd = open("in.dat", "r")   # ファイルin.datを読み取り専用で開く
>>> line = fd.readline(0)      # 1行を読み込むが、最大0文字まで読み込む
>>> len(line)                  # 空の文字列が返される
0
>>> fd.close()                 # ファイルを閉じる


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データを長期的に保存したい場合、最も簡単な方法はデータをディスクファイルに書き込むことです。これにより、プログラムを終了した後でも処理結果は長期的に有効です。
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